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理事長ご挨拶

デンマーク牧場として60年 -それぞれの夢を描いて-

昨年、多くの来賓・教会関係者をお迎えして社会福祉法人開設20周年記念感謝会を実施することができました。この20年の間にはいろいろなことがあり、決して短い期間ではなかったと思っています。

感謝会では、20年の歩みを振り返りながら、事業の現状を紹介したり見学していただいたりして現在の状況を理解していただきたいと考えました。そして、参加された皆様の反応から、理念として掲げている「目の前の一人ひとりは、神に愛される人として大切にされるいのちである」という精神に基づいて行っている事業が、間違いなく評価いただいたという実感を得ることができました。

デンマーク牧場の歴史は、社会福祉法人設立前の1964年にさかのぼります。デンマークなど北欧の方々のミッションにより牧場が開設され、その後に教会ができました。牧場の働きを通して日本にキリスト教を伝えるという祈りと夢の実現のために当地が選ばれ、今年は60年になります。北欧の方々の夢は、その後日本人の手に託され、福祉事業に形を変えて今に至っています。これまで関わっていただいた多くの方には、それぞれの祈りと夢があったと思います。現在を託されている私たちは、その方々の思いも大切にして、よい働きができるようにしたいと願っています。

時代と地域のニーズの変化に伴い、私たちの法人では、2023年4月には地域小規模児童養護施設「そうげんの家」を開設しました。また、2025年4月には児童発達支援センター・児童家庭支援センター・放課後等デイサービスなどの新規事業にも取り組んでいきます。どんな事業を実施するに当たっても、デンマーク牧場福祉会の特性と精神を大切に取り組んでいきたいと思います。

また、本年度より本法人の広報誌「ほうぼく」を発行します。福祉会の状況を知る情報窓口として活用いただき、引き続き皆様のご支援とご協力をお願いいたします。

写真:櫻井 隆

社会福祉法人 デンマーク牧場福祉会 理事長
櫻井 隆

 

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